1/43 、1:43（よんじゅうさんぶんんのいち）、または単にヨンサンとも呼ばれているのは、 1/43スケールで作られたミニカー完成品、又は組立キットのことです。 どれくらいの大きさかは以下の写真をご覧ください。
ここにくる方でしたらプラモデルの1個は作られたことがあると思いますので、 比較として左側に1/24スケールのST-185（ハセガワ）、右側に1/43のST-185（プロバンスムラージュ） を置いてみました。 1/24の約半分の寸法、体積比も1/8くらいですが、このように比較するとかなり小さく感じると思います。 しかしレジンやエッチング等を使用した各部の表現は非常に繊細で、ちゃんとできた完成品の存在感は 1/24の完成品に勝るとも劣らないものです。いうなれば、「1/24をぎゅっと濃縮したような雰囲気」 を持っているといってもいいでしょう。
車模型を趣味としている人の多くが一度は聞いたことがあり、「いつかはやってみたい」 「でもちょっと不安だ」と思ってしまう、この1/43スケールのキットの魅力とは、 既に各方面でいろいろな方に言い尽くされてしまってはいますが、 以下のようなものがあるかと思います。
とにかく、非常に多くの種類のキットが出ています。F-1はGPの違いこそあれ、 ある年の全車種を揃えることができますし、 ルマンのスターティンググリッドを作ることまでできます。 （95年版をフジヤさんやホンダのショールームで見た方もおられるかと思います） ラリーカーも非常に多く、WRCのワークスチームからマイナーな出場車までこれでもかといいほど出ています。 中にはマイナーなレースへの出場車、リタイアした車、市販車、コンセプトカー、パリダカのカミオンなどなど、 出てないものを探すのが難しいほどです。(^^;) 参考までに、タミヤの1/24スポーツカーシリーズの製品は1997年7月時点でアルファGTAがNo.188ですが、 私が6月に購入したプロバンスムラージュの新製品はNo.1233です。ミニ四駆のパーツでもこんなにはありません。(^^;)
同じくタミヤと比較してしまいますと、911GT-1は1996年のルマンの目玉でしたが、 1997年の6月にやっと模型化されました。 しかし1/43では、再先発のプロバンスムラージュは1996年の夏には既にリリースしていました。
長さが10cm程度ですので、完成品を飾るにしてもさほど場所をとりません。塗料も1/24に比べて少なくすみますし、 研ぎ出す面積も少なく楽です。かといってチャチいわけではなく、 ディテールのシャープさは1/24のインジェクションキットに比べてもひけはとりません （例外はあります）。 プロポーションモデルであればパーツ数も少なく、その気になれば非常に簡単に作れます。 意外と1/24よりも楽だったりします。 ただ、この大きさに慣れてしまうと1/24に戻れなくなってしまう恐れがあるのですが...。
豊富な車種、リリースの早さ、手頃な大きさから、テーマに沿ったものとか、 変わったものなどを集めるのに最適です。 これが一度この世界に足を踏み入れたら抜け出せない(^^;)主要な原因です。
このように思って躊躇している貴方、私のWebサイトはそんな貴方の思い込みや不安を払拭して、 かつ背中を押して1/43の世界に引き込むためにあります。 貴方が私のWebコンテンツを見て、今まで躊躇していた1/43の世界に足を踏み入れて、 かつ楽しんで下さればこの上なく幸いに思います。
