[実車]
事故で瀕死の重傷を負ったF1ドライバーのA.ナニーニが不死鳥のごとく復活して乗車した車。 同僚のラリーニと共に1993年のDTMで暴れまくり、この年、ラリーニがチャンピオンとなった。 赤い蠍が健在なることを全世界に示したマシンである。 しかし、この車でDTMに注力したせいでランチアがWRCから撤退したってーのは、 ラリーファンとしては少々複雑な心境。

[キット]
数ある1:43の155のキットの中でも一番マッスルな形でかっちょええのがこのBBRのキット。 しかし、この93年型155の入手はもはや非常に困難でしょう。

[製作]
まったくのストレート組み。クリアコーティング中にデカールの浮きが多数発生し、 どうしようもなくなってクラフトの蒲田倉庫セールでもう１個漁ってボディを作り直した、 ある意味で手間がかかったキット。 BBRで問題のウィンドウは説明書通りにエッチングパーツと塩ビ板の組み合わせで組んでます。 そこ以外は非常に作りやすかった秀作キットでした。
ラリーニとナニーニのコンパチキットだったのですが、ここはもうナニーニ仕様っきゃないでしょう。